交野市の小中学校が一貫化?

交野市の交野市総合教育会議のページに、交野市の小学校と中学校を一貫教育化する資料がアップされていました。

http://www.city.katano.osaka.jp/docs/2015062500021/

市長戦略にはありませんでしたが、大規模な政策です。4つの中学校区のうち平成29年度からモデル校区がスタートし、平成32年度から全校区で実施するとのこと。

資料を拝見すると、一貫教育化といっても、新しい「○○小中学校」という施設をつくるわけではないようです。施設も先生もいままでの小学校と中学校のままですが、カリキュラムを一本化して、小中一貫支援員という人を配置して、ユニコーン科というプログラミングを学ぶ新しい科目を始めるとのこと。

良い取り組みだと思います。児童生徒が実感する変化は「プログラミングを勉強するようになった」くらいかもしれませんが、カリキュラムを一本化することは一歩前進です。

今月の全員協議会で説明があるようでしたら、詳しく話を聞いてきます。  今の時点での疑問点は、必要な予算の規模とその財源。新指導要領。部活動について。転入者について。

「学校規模適正化に関するアンケート調査」報告書について | 交野市

「学校規模適正化に関するアンケート調査」報告書について | 交野市

府営住宅は市が貰えますけど、どうしましょう?

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府営住宅は、市がタダでもらう(移管する)ことができます。大阪府は、府営住宅がある市に移管をよびかけており、すでに大阪市は移管を完了。そのほかの市もちらほらと手を挙げています。交野市のお近くの大東市さんも、移管に向けて覚書を締結したとのことですので、お話を聞いてきました。

府営住宅の市への移管って?

大阪府の府営住宅は、府下の市町村は移管をうけることができます。要は、タダでもらえるということです。より正確には

  1. 土地と建物は現状有姿にて無償譲渡
  2. 起債償還は市の負担(府の借金が残ってる場合は、市が返す)

となります。

公営住宅は府と市、どちらがやる?

交野市は市営住宅を持っています。一方で、大阪府は府営住宅を持っています。両方とも公営住宅法に基づいている事業で、典型的な二重行政です。では、公営住宅は大阪府がやるのが望ましいでしょうか?交野市がやるのが望ましいでしょうか?

ある事業を、基礎自治体(市町村)がやるか広域自治体(都道府県)がやるのか考えるとき役に立つのが、「ニアイズベターの原則」「補完性の原則」です。要は「なるべく基礎自治体がやりましょう」「基礎自治体の手に余るときは広域自治体がやりましょう」という考え方です。

これは、すんなり理解できる考え方だと思います。交野市に落とし込むと「梅が枝の住宅のことを受け持つのは、私部にある交野市役所と、天満橋にある大阪府庁、どっちがいい?」となります。地域の実情は市役所のほうがわかってるだろうし、なんかあったときも市役所のほうが言いに行きやすい、と思います。これがニアイズベターの原則です。

デメリットは?

交野市は土地と建物をタダでもらえるし、ニアイズベターの原則からも市がやればいい。なんでさっさともらわないの?という声に対して、市がやりたくない理由もあります。私が理解するところでは

  • 仕事が増える
  • 将来、更新費用がかかる

のが、反対する大きな理由です。「仕事が増える」のは、ミもフタもない理由ですが、給料も変わらないのに、仕事を増やしたがる人は多くありません。住宅に限らず、あらゆる事務移譲を、市役所は受けたがりません。ニアイズベターの原則など、市役所内部では通用しない理屈です。逆に、事務移譲を積極的に受ける市もあります。市によって考え方は違いますが、少なくとも交野市では事務移譲を受けようという空気はありません。(反論があれば教えてください。)

一方、反対する説得力がある理由が「更新費用がかかる」です。たしかに、ボロボロの住宅をもらった場合、修繕や建て替え費用を市が負担することになります。住民にとってはどちらが負担しても知ったことではないですが、市の経営上は重要な話です。

大東市で話を聞いてきた

ということで、大東市地方創生局さんにお話を聞いてきました。聞きたかったのは

  1. 大東市が他市に先駆けて府営住宅移管を検討したきっかけは?
  2. 財務分析は?
  3. 今後のスケジュールは?
  4. 住民の反応は?

という点です。要点をまとめると

1 市長のリーダーシップ。

2 専門業者に委託してデューディリ(資産分析)を行った。その結果、資産価値が今後負担する財務リスクを上回ったので、移管をうけることにした。

3 平成29年度に条例整備。平成30年度当初から大東市内の7団地3153戸を、10年かけて移管をうける

4 賛成も反対もあまりないが、どちらかというと賛成より。

ということです。(本当はもう少し数字もお聞きしましたが、私の勝手な判断で書けませんので、ご了承ください。)

交野市はどうするのがいい?

移管を受ける受けないの結論は後でよいので、いますぐデューディリ(資産分析)をやったほうが良いと思います。今後、大阪府と協議を始める自治体が増えていきますので、早く協議のテーブルについたほうが良いです。後になればなるほど、条件面で不利になります。(先に協議した自治体より後に協議した自治体を有利な条件にできるわけがないので。)

仮に移管を受けても、市役所の仕事はそれほど増えません。府営住宅はすでに指定管理が入っているので、市はそれをそのまま継続すればいいだけです。実際の管理は指定管理者がやり、市は資産と負債の管理をするので、仕事はそれほど増えません。

交野市が移管をうけるなら、まずは星田団地のような小さな団地から移管を受けることが良いと思います。慣らし運転ではないですが、徐々に団地の指定管理に慣れていくのも一つの手です。

本質的な移管のメリットは、市全体で一体的な住宅政策ができるようになることです。住宅政策は、実は福祉政策と密接な関係がありますが、現状では府営住宅と福祉政策をリンクさせることはできません。移管をうけることで、これができるようになると期待しています。

交野市議会のブラックボックス

一部報道で、交野市議会の次期議長と副議長が内定したとありました。

議会において密室で物事が決まるのはあってはならないことですが、その密室にすら入れてもらえない私にはこれが事実なのかそうでないのかすらわかりません。

本来は役員は選挙で決めるわけですが、仮に話し合いで決めるにしても「なぜやりたいのか」「何がやりたいのか」を表明すらしないまま、市民から見えないところで決めていては、議会は茶番だと言わざるを得ません。

東京都議会でも「ブラックボックス」や「議会のドン」の存在が問題となっていますが、光を当てれば闇は力を失います。透明化、情報公開。できるところからやっていきます。