箕面市のデータを活用した子ども貧困対策

箕面市が行っている特徴的な子どもの貧困対策の視察を、大阪維新の会議員有志で行いましたので、ご報告します。

日時 2018/7/20 10:00-12:00
場所 箕面市役所 本館3階 大会議室
テーマ 箕面市の子どもの貧困対策の取り組み

箕面の取り組みを三行でまとめると

  1. 全ての0~18歳の学力調査、生活状況調査、学校検診、虐待通報などのデータを集約、過去分から蓄積し、変化を追跡するデータベースシステム「子ども成長見守りシステム」を構築。必要な個人情報保護条例を改正
  2. 一般的な自治体では教育委員会と市長部局に分散している子育て支援業務を、機構改革によって教育委員会に一元化。
  3. 全国学力調査(小6、中3)、全国体力調査(小5、中2)に加えて箕面独自の学力・体力・生活状況総合調査(小1~中3)を実施

1 子ども成長見守りシステムとは

箕面市が独自に開発したデータベースシステム。所得情報や生活保護、就学援助、虐待相談などの「生活困窮判定」、学力偏差値と変化の「学力判定」、日認知能力、健康状態、家族とのつながりなどの「非認知能力等判定」の三つから総合見守り判定をして、27,000人の子どもから4,700人を見守り対象児童に抽出。(年2回)

教育委員会にある「こども成長見守り室」がコントロールタワーとなり小中学校、子育て支援課、SSW、生活援護室などが対象の児童を支援。

箕面市個人情報保護条例を改正

子ども成長見守りシステムを構築するために、必要な情報を集約できるよう個人情報保護条例を改正。心身の保護または生活の支援にために、個人情報の目的外利用及び外部提供を可能に。

2 組織体制を整備、子育て支援を教育委員会に一元化

子育て支援課(児童手当、ひとり親支援など)
幼児教育保育室(保育所、認定こども園、幼稚園)
子どもすこやか室(乳幼児健診、赤ちゃん訪問、予防接種、早期療育)
児童相談支援センター(虐待対応)
を、教育委員会に一元化。普通の市は(交野市も)市長部局。

妊娠出産から中学卒業の進学支援まで「子どもに関すること」はすべて教育委員会で担う。関係機関と連携の幅が広がり、就学前から学校教育段階への連続性のある教育を実現。

3 箕面学力・体力・生活状況総合調査(箕面子どもステップアップ調査)

箕面市の小1~中3に学力調査、体力調査、生活状況調査を実施。国の調査と比較して毎年やることによって、データを蓄積。変化にすぐ対応することができる。


感想

この取り組みは、全国でもおそらく箕面だけの取り組みだと思います。平成27年に市長が「箕面で貧困の連鎖が止められないなら、全国で止められない」と、始めたそうです。

箕面市が設定するありたい姿は社会に出るまで見続け、見届ける。すべての子供をデータを使って見守る。最低限の手当てだけでなく子どもの自負心を養うことです。

これは、(国や民間ではできない)市町村にしかできない取り組みです。交野市でも箕面市にまけないよう、議員としてさっそく取り組んでまいります。

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